会長挨拶

日頃より、学校歯科医会に暖かいご支援とご理解をいただいている方々が本ホームページにアクセスしていただいていると思っております。ご覧いただきましてありがとうございます。東京都学校歯科医会は昭和23年に設立され、それ以来、先人の学校歯科医の先生方の学校歯科保健活動に対する情熱、誇り、そして、創意工夫、たくさんの知恵、などなどを大切に受け継いできて現在に至っております。学校歯科医会の概要はこのページにお任せするといたしまして、さて今、少子化で義務教育を受ける幼児児童生徒の数はこの直近10年間で約1割減少していると言われています。ますます子供たちは貴重な存在となってきました。今年は大阪で万博が開催されていますが、テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」で、国内の内紛で幼いころに両親を殺害され、戦争はいかに悲惨なものかを世界に伝えるためにウガンダという国が参加しているそうです。そのチームは大阪にある小学校で命は尊い大切なもので、何人も傷つけてはならないという授業を行っていました。授業後のインタビューでは小学生たちがはきはきと自分の考えをしっかり話していて、素晴らしいと思いました。子供たちはこの国の宝物です。健やかに成長してほしいと願わない保護者はいないでしょう。我々学校歯科医は子供たちの健康の保持増進に一役買っていることを忘れずに常に新しい知識、技術を習得するため日々の研鑽をしなくてはならないと思っています。新しい未来に向けて、自分の思い描いた未来に向けて、しっかり自分の足で進んでいくにはやはり健康が第一です。歯・口の健康増進のために学校歯科医会で何ができるのか、現代に見合った学校歯科保健活動について積極的に取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

令和7年6月
公益社団法人 東京都学校歯科医会
会長 鈴木 あい子