事業概要

本会の会員は東京都内の幼稚園、小学校、中学校、高等学校等に勤務する学校歯科医で構成しています。会員には様々な形態で講習会・研修会を開催して共に学び、更に養護教諭及び保護者への研修会等も行って啓発を図り、ひいては児童生徒の歯・口の健康を守り、又積極的に子供たちの口腔の健康増進を押しすすめることを願って活動しています。

この目的を達成するために、事業、学術、広報・ホームページ、総務、会計、渉外の会務を分担担当し、各部署が連携をとりながらスムースな会務執行に心がけています。

毎年2月には本会の最も重要な研究会である「東京都学校歯科保健研究大会」を開催し、表彰および研究発表、タイムリーな話題の特別講演等を企画しています。

毎年募集している学校歯科保健優良校をこの大会において表彰しており、600校以上から応募をいただいています。その内の6校を全日本学校歯科保健優良校として本会より推薦し、日本学校歯科医会より表彰されています。

昭和36年より「歯の作文」の募集と表彰を実施しています。各加盟団体を通して小学校および中学校の児童生徒からの作品を募集し、第一次、第二次審査を経て、約100の作品を選出、最優秀作文の朗読発表を兼ね、東京都学校歯科保健研究大会において表彰を行っています。内優秀作文15点(小学校10点、中学校5点)は大会要項および会誌に掲載し、広く会員並びに関係者に配布しています。子供たちの表現する世界は時代とともに変化し、子供たちの歯に関わる感性の違いを知ることとなり、今後とも継続したい事業の一つです。

また、学校歯科医向けの研修事業として都内を6ブロックに分け、1年に3ブロックごとのブロック別研修会を行っており、同一のテーマで2年間を1クールとして開催しております。さらに、学校歯科医の職務についての理解と認識を深めることを目的とした研修会を開催しています。

本会には、学術研究委員会と会誌・広報委員会があります。学術研究委員会は、学校歯科保健活動を円滑にかつ有効に推進するための資料作成と研究を行っています。

会誌・広報委員会では、年2回の広報誌と年1回の会誌の企画編集を行い、2,000有余の会員と本会とのコミュニケーションと情報の発信を行っています。広報誌は12ページカラーで写真と情報をおりまぜて読みやすく、親しみやすい広報誌を心がけています。会誌は会員の研究発表、各研修会の講演要旨、作文集、会務報告など年間事業の総まとめを中心に構成して3月に発行しています。このホームページの運営も行っています。

今後、多くの人々に学校歯科保健活動の状況を知っていただくことで、次代を担う児童生徒の口腔を通して推進していく健康教育をより確かなものとする一翼を担っていきたいと念じています。