令和3年度 歯・口の健康に関する図画・ポスターコンクール 1位入賞作品

2021年10月22日
画評:国立大学法人東京学芸大学名誉教授 博士(教育学)増田 金吾

保育所・こども園・幼稚園の部
葛飾区立宝保育園
榅山 結理さん(年長5歳)
5歳の、子どもらしい作品です。絵から元気な様子も伝わってきます。目や口をしっかりと描き、歯の隙間まで歯ブラシでみがいているところがいいですね。「たべたらみがこう」と大人から言われ、本人もそれを納得して実行している感じが伝わってきます。

小学校低学年の部
江戸川区立篠崎第五小学校(2年)
髙橋 凜奈 さん
すっきりとした、さわやかな感じのする作品です。絵の描き方、特にリアルな表現には小学校低学年とは思えないほどのうまさがあります。いろいろな食材が描かれ、それらをおいしく噛むために「キレイを続けよう!」と歯科保健の大切さを発信しています。

小学校高学年の部
江戸川区立平井東小学校(4年)

武藤 希実 さん

インパクトの強い作品です。白く並んだ歯をもち、力あふれるおばあさんの顔は、一度見たら忘れられない感じです。同時に、標語「丈夫な歯が長生きのひけつ」などから歯科保健の大切さが伝わります。造形表現の材質的工夫も大事な要素となっています。

中学校の部
江東区立深川第五中学校(3年)
欒 馨怡 さん
明るく歯科保健の重要性を伝え、アイデアに優れた色彩感覚豊かな作品だと思います。美しい歯並びの中に、様々な食材と歯ブラシ・歯みがきが笑顔で迎え入れてくれます。歯・口の健康が、全身の健康に欠かせないことを標語と共に語っています。

高等学校の部
都立工芸高等学校(定時制)(2年)
平岡 布由 さん
「ごちそうさまに プラスワン」という標語、そして落ち着いた色彩を用いた造形は、高校生らしい作品です。美味しそうな食べ物がいっぱい並び、それらを食べた後に一本の歯ブラシをプラスワン。ここまでやって健康パーフェクト、と言いたいようです。

特別支援学校・特別支援学級の部
都立大塚ろう学校(小学校3年)
仁宮 梨宝 さん
「明るく、楽しく、歯をみがこう!」という感じが伝わってくる作品です。顔の表情でこうしたことがわかりますが、黄色と青の外に広がっていく背景の描き方がそれをさらに強調します。子どもらしく、のびのびと、歯みがきの大切さを伝えてくれます。