(一社)東京都学校歯科医会 理事 髙橋 文夫 理事 清水 浩一 |
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令和年度の歯に関する作文の応募結果は、小学校の部では67校280作品、中学校の部では27校174作品が寄せられました。この事業が幅広く学校に受け入れられている事に主催者側として御礼申し上げます。 さて、本事業の目的は、児童・生徒が日頃の家庭や学校での歯・口の健康づくりについて、実体験や自らを観察したことなどを作文に表現することによって、さらに「生きる力」をはぐくむ学校歯科保健活動の実践がなされることでありますが、学校現場におかれまして時間の限られる中このように毎年多数の作品を応募いただけることに深く感謝申し上げます。 第一次審査は令和元年9月5日に歯科医師会館会議室において開催されました。審査委員には(公社)東京都学校歯科医会役員17名と広報委員会の委員6名がその任にあたりました。審査委員は学校歯科医の立場から、作文の内容に歯科的題材がどのような形で取り入れられ表現されているか、また日頃の学校歯科保健活動の内容が児童・生徒にどのように理解され実践されているかについて慎重に審査を行いました。 第二次審査は、千代田区教育会国語部長の要職を務められかつ千代田区立和泉小学校校長でいらっしゃる渡辺裕之先生にお願い致しました。審査は作文としての完成度、作者の狙いとかテーマの取り扱い、またそれに伴う歯科的題材がどのような形で作文の中に活かされているかなど総合的に判断していただきました。その結果、小学校の部70作品、中学校の部35作品を下記の表のように優、良、佳の3段階評価により決定していただきました。 そして、小学校、中学校の各優作品の中からそれぞれ1作品が最優秀作品として選ばれ、今回の第54回東京都学校歯科保健研究大会の席で発表されることになりました。 |
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審査委員の立場から数多くの作品に出合うことができました。その作品を通して家庭での歯・口の健康に対する考えや、学校における歯科保健活動を垣間見ることができます。その中には熱心に児童・生徒の歯・口の健康づくりに取り組まれている保護者、教職員、学校歯科医の姿も映し出されており、児童・生徒を取り巻くすばらしい環境があることがよりよい歯科保健活動の実践につながっている事を実感することができました。 終わりにあたり、歯に関する作文の募集に際しましてご協力いただきました地区教育委員会、学校関係者、ならびに渡辺裕之先生をはじめとした審査委員の方々に厚く御礼を申し上げます。 |
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