学校歯科保健にご尽力いただいている関係者の皆様方、日頃より本会にご高配を賜りまして心より御礼申し上げます。
 平成31年4月30日,木々の新緑が輝き、心地よい風が感じられる中、天皇陛下が御退位され、翌5月1日に皇太子殿下が御即位されて、新たな「令和」の時代が始まりました。このような記念すべきタイミングに立ち会えたことに大変感慨深く思っております。
 さて本会は、平成31年4月1日に公益認定を受け、一般社団法人東京都学校歯科医会から公益社団法人東京都学校歯科医会へと移行いたしました。私自身、身の引き締まる思いであり、今まで以上に公益性の高い事業を推進し、多くの皆様に愛される学校歯科医会となれるよう頑張って行きたいと思っております。
 今年度は役員の改選期であり、令和元年5月30日の定時総会終了時より新執行部となりました。私は再度、会長職に就くことになり、2期目がスタートいたしました。新執行部の理事者に関しましては、継続性の重視や公益法人へと移行したことなどに鑑み、この経緯や内容を十分に理解している前期の理事に引き続きお願いすることといたしました。令和元年度もそれぞれ担当する理
事者が、さぞかし期待に沿った実績を挙げてもらえることを確信しております。
 本会の事業には、さまざまな取り組みがある中で、公益法人となった関係で事業計画の枠組み等が今までと変更しておりますが、事業内容に関しましては、全く変わるものではございませんのでご安心いただきたく存じます。
 学術研究委員会に関しましては、昨年度「においの科学~知っておきたい口臭のABC~」の冊子を発刊しましたところ大変好評を博しており、今年度から2年間にわたってブロック別研修会(6地区)において、川口陽子教授(東京医科歯科大学)よりご講演を賜る予定になっております。また、新たに今年度からの学術研究委員会には、和泉雄一東京医科歯科大学名誉教授を招聘いたしますので、2年後の成果が今から待ち遠しくなります。
 このような事業の成果一つ一つは、全て児童生徒の健康増進へと還元されることになります。研修会が学校歯科医の学びの場であったり、養護教諭等の学びの場であったりと、今度は直接そこから得られた知識を児童生徒の学びの場で展開し、子供たちが「生きる力をはぐくむ」ことへと、つなげて行くことになります。しかし、課題も山積しています。例えばDMFT 歯数に関しては、区市町村に大きな格差が現実として存在し、少しでもその是正に努める必要性を感じております。これらの解決に向け、引き続き東京都教育庁をはじめ、学校関係者の皆様から多くのアドバイスを頂戴しながら的確な事業を推進して行かなければならないと考えております。
 2期目の執行部として、これからの2年間、気持ちを新たに取り組んで行く所存ですので、皆様方には引き続きご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
 
令和元年6月
公益社団法人 東京都学校歯科医会
会長 末髙 英世